九品仏川は「丑川」とも言う。
この九品仏川は緑ヶ丘駅付近で呑川と合流をする。
そこから多少下る辺りが、大音寺というのがある。
この辺りは、武州奥沢城 大平居館で書きましたが、大音寺というのは大音山という山の上にお寺を建築しましたが、それ以前には吉良家家臣の大平家の砦があったと言われている。山の名前はそこからで、大平家では見張り小屋を作って野武士を集めホラ貝を吹き鳴らさせた。その音の騒がしい事から大音山だという。
また、別名では朝鮮山と言ったようです。大音寺開基の渡辺氏の孫三郎勝が、1619年に幕府の使者として肥後国熊本に赴きそこで没した。その際に加藤清正(または朝鮮の役に参加した関係者)から贈られた仏像ないし、仏具のようなものを大音寺に収めた事から大音寺のある山を朝鮮山と称し、その一帯の区域を朝鮮丸と称したのではないかと考えられている。残念ながら、2回の火災により文献等は焼失してしまった。
なお、この大音山は削られてしまい、現在は山の形をなしていない。
もとは、後ろの奥沢中学校まで山があったそうです。
【参考資料】
世田谷の地名 世田谷区教育委員会
【交通機関】
奥沢駅から徒歩20分
東急電鉄:目黒線
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by maruko_river
| 2007-05-06 21:44
| 奥沢 大音寺