世田谷区玉川地区とプラス付近の名所紹介
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岡本、瀬田の方面は、私が不得意とする所で、事細かに地形や歴史を把握していない。
僅かな文章から凡その地域を推定できるが、岡本、瀬田だけはそうは行かない。 今回も、あまり場所の特定が出来ないで居る。 それは庚申坂という。 庚申と付くからには、何処かしらの庚申塔がある所だと思われる。瀬田には「傘付庚申塔」という立派なのを知っているが、岡本となると何処だか分からない。 今回は、その庚申坂を舞台とした民話です。 すねこすりのタヌキ 岡本の村では、このごろ若い娘たちが、夜に庚申塔を通ると、不思議にもふくらはぎをくすぐるものに出会うのです。そればかりではなく、驚いているすきに、荷物が盗まれたりもした。 村の人たちが集まると、この「すねこり」の話しでもちきりです。 これは天狗の仕業だとか、カマイタチの子供の悪戯だとか言うのだが、どうすれば良いのか、皆が頭を痛めていた。 そうこうするうちに、また庚申坂で母親のために薬をもらいにいった娘さんが「すねこすり」にあったのです。風が舞ったかと思うと足元からふくらはぎが何かが触り、娘は道端にうずくまってしまった。 その時です。子犬のような可愛い子ダヌキがヨチヨチと歩いてきた。 その子ダヌキは、前の崖を急いで登ろうとしたのだが、足元弱く崖から落ちてきて気絶をしてしまった。娘は可愛そうに思い子ダヌキを抱き上げて、母の為にもらった医者からの薬を飲ませてあげた。子ダヌキは目をさましたが、呆然とし離れようとしなかったので、娘は第六天の森まで連れて行き放してやりました。 不思議な事に、その日からは「すねこすり」の事件はぴたりと止みました。 しかし、そのことでかえって何か大きな事が起きるのではないかと心配をしていた。 それから一年ほどが過ぎた頃に、子ダヌキを救った娘が隣村へとお嫁にいくことになりました。嫁入り道具を揃えていると、タヌキの夫婦が元気になった子ダヌキを連れて現れました。さらには大勢の仲間のタヌキを引き連れていた。それも、箪笥(たんす)や、長持ち、晴れ着を抱えてお祝いに来た。 驚き話を聞くと、「私たちは村で悪い事をした「すねこすり」のたぬき一家です。庚申坂で娘さんに子ダヌキを救ってもらったから、心をあらためて、皆でお祝いにきました」 そう言って、タヌキ一家は第六天の森に帰って行きました。 ちなみに、第六天の森は聖ドミニコ学園の裏側です。 恐らく、庚申坂はというのも、この辺りにあるのでしょう。 ▼面白かったら下の画像をクリックして評価してください!!▼
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