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さて、鉄に関連ある物の怪で話しを進めますと一本足があります。
タタラ製鉄には空気が必要で、天秤鞴(てんびんふいご)を踏み空気を送り続けなければならない。映画「もののけ姫」で、タタラ集団の女性たちが歌を歌いながら、巨大な板を紐にぶら下がりながら踏んでいたのを覚えておられますでしょうか?あれは巨大すぎますが天秤鞴ではあります。 この作業も苦労を要しまして、踏み続ける片足だけは太く頑強になっていく。 ここからは片足伝説が誕生していると言われている。 私は残念ながら、この話は武蔵、相模では聞いたことがないです。これは作業で左右の足を切り替えれば解決できるのではないかと思うのです。その為、これについては語るに足りる事象がなく推論ができないでいます。 ちなみに、妖怪辞典をみると和歌山県に「一本タタラ(ダタラ)」と出てくる。 最後は、鉄と関連ある物の怪の代表は巨人です。いわゆるダイタラボッチです。このダイタラボッチは様々な名称で呼ばれています。 このダイタラボッチは古くは風土記に伺うことができ、関東、中部、近畿地方が最も多い。また、伝説としては出雲風土記の出雲神話(国引き神話)にでる巨人が一番最初で、その後は播磨風土記、常陸風土記と出てくる。風土記以外にも、民間伝承として多く散見できる。 中心的となるのは、関東、中部、近畿となるのか? この道筋をたどれ、さぞや面白いネタが出てくるのではないかと思うのですが、私は単純に出雲の人々の道筋ではないかと思っているのです。まぁ、これも妄想と言えば妄想でしかない。 しかし、出雲の人々とは製鉄集団との関わりがあるのは、良く言われる事です。 そのよく言われる事で話されたれたまらないですが、雑談としてお読みください。 最初に日本で巨人が出てくるのは、出雲の神話からとなります。 いわゆる「国引き神話」で、その出雲の人々は記紀によれば国譲りにより信濃に逃亡しますが、彼らは逃走のはずなのに信濃で戦争をします。場所は、現在の長野県の岡谷市の天竜川を挟んで戦います。 相手は洩矢と言う一族です。これがおかしいのですが、洩矢神は鉄の輪で戦うのです。逆に出雲の建御名方神は藤蔓を持ち戦う。逆ではないかと思うのですが、洩矢神は鉄輪で戦うんですね。これは何を意味するのか、これも推測でしかないのですが、たたら製法が入る前から東日本ではどうも製鉄技術があったのではないかと思います。なぜかというと、東日本と西日本とでは炉の形状が違うんですね。つまりは、ルーツに違いがあるのかもしれない。 ちなみに、洩矢神の末裔とされる守矢氏は現在でも78代目として子孫はおります。戦争なのに、どうして子孫が生きているのとなります。これは建御名方神の一族は諏訪として大祝として生き神となり、洩矢は神長官となって共存共栄を図ったからです。想像以上に、憎しみ争うと言うことではないように感じます。共存共栄を感じます。 なお、藤蔓は、砂鉄を川の流水からすくうのに適しているという。ダイタラボッチのアイテムも藤蔓であることはよく知られていることです。かの富士山も藤蔓で背負いました。なんとも、巨大な人です。ちなみに、ゴジラ級の大きさでも無理ですね。 話しは反れましたが、次に出雲の人々が戦ったのが手長・足長という巨人です。 これをも降伏させたという。手長・足長とは九州にも伝わる妖怪ですが、ここで聞かれても問題はなく。安曇と言う地名があるが、あれは安曇族の事であって、彼らの、本拠点は北九州の志賀島一帯で、そこから広がっている。志賀島とは「漢委奴國王印」の印が発見されたところですね。一説では偽造とも言われております。その彼が、なぜ信濃にいるのかは分かりませんが、後に軽く触れます。 次回も、引き続き巨人伝説です。
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